Withings(Nokia) Sleepレビュー

思うところあって、家族が使うためにWithings Sleepを購入しました。
というのも、現在家族が使っているHuawei Band3 Proのスマートウォッチとしての機能は満足がいくものですが、こと睡眠に関しては精度がイマイチな気がしたからです。
現在自分が使っているFitbitを返そうかとも考えましたが、それより寝るだけで睡眠計測ができるSleepを新たに買った方が良いだろうと思ったのです。
そこでWithings SleepをFitbit Alta HRとHuawei Band 3 Proとの比較を睡眠計測に関して、少し変則的ながらレビューしたいと思います。

一応開封レビューとして開封時の写真を載せます。けれど、付属品はACアダプタと説明書だけなので、あまり参考にはなりませんね。

パッケージです
開封したところ。付属品はACアダプタと簡易説明書のみ。

なお、本製品単体ではマットレスの下に敷いてもあまり違和感がない厚さですが、ベッドが平らな板になってないと設置できません。
ペアリング等の設定は特別難しくありませんでしたが、リストバンド型と比べるとキャリブレーションなどがあるので少々時間がかかります。それから本製品を使用するにはスマホとのBluetooth接続だけでなく、Wi-Fiが必要です。

では、さっそく測定結果ですが、最初は自分で試してみたので、Fitbit Alta HRと比較しています。
以下がその結果です。左がSleep、右がAlta HR。主にグラフのところだけ切り取っています。

Withingsの表示。グラフの下のキャプションの文字が重なってしまっています
Fitbitの表示。こういった波型グラフの方が見やすい印象

Fitbit Altaのグラフは目覚めた部分が赤く表示されますが、かなり細かく頻繁に目覚めていることになっています。
Withingsで目覚めた時間帯は一度だけ(灰色の部分)しか表示されていません。
Fitbitの頻繁に覚醒時間(覚えていなくても)が記録されるというこのグラフには最初は違和感がありましたが、一応理論に基づいているそうで、今では納得しています。
そうなるとFitbitの表示に慣れたせいもあって今度はWithingsの棒グラフ式の表示はかなり大雑把な表示に感じます。というより、Fitbitが眠りの波を細かく表示しているのに対して、Withingsは波の谷を埋め立ててしまってざっくり表示しているに過ぎないように思えます。
全体として捉えればWithingsもFitbitも同じような眠りの波形になっていると言えなくもないですが、細かい表示の方が正確な気がしますよね。各社の表示を医療用機器と比べたデータがあれば良いのにな、と思ってしまいます。
正直なところ、自分の眠りが本当にこれらのグラフのようなものだったのかは分かりませんよね。朝起きてからの自分自身の印象と違うことも多々ありますし。これがお前の眠りだと言われても、『へえー、そうですか』としか言えないのが本音です。でも、それを信じて受け入れるしかありません。もちろん、この手の機器はあくまで医療用機器ではないので、参考程度に見るものではありますが、各機器による表示の違いがあり過ぎますね。
実は以前医療用機器での計測データを見たことがありますが、当たり前でしょうけど、Fitbit以上にかなり細かく睡眠深度が表示されていました。覚醒状態もFitbit同様かなり頻繁に記録されていました。それを考えると、Withings Sleepのざっくりした表示は不満が残ります。

(参考)
KPラボ様のページ
終夜睡眠ポリグラフ検査のグラフの例があります
スリープスコープ睡眠脳波検査のご案内

次にSleepとHuawei Band 3 Proとの違いも見てみましょう。
3機種を同時に比較できれば良かったのですが、そうもいかず、これはBand3を使っている家族のデータです。結構違う波になってますね。

Withings。スマホのフォントが大きめなので、キャプションがもはや読めません

HuaweiはFitbitより大雑把と思っていたのですが、Sleepの方がそれを上回る大雑把ぶりです。
FitbitとHuaweiを比べると、Huaweiは覚醒時間を滅多に記録しない点が不満でした。
Fitbitが敏感と言えなくもないですが、装着者が自覚した数分以上の覚醒時間とFitbitは一致することが多いですが、Huaweiはそういった覚醒時間も記録してくれないことがほとんどでした。そういった不満からSleepを購入したのですが、その点では逆効果でした。

以上3機種の計測データを比較すると、やはりFitbitが一番精度が高そうな印象です。Withings Sleepはリストバンド型以上に敏感なセンサーを搭載しているとWebサイトに書いてありましたが、正直期待外れ。ただ、他の機能が充実しているので、廃止するのも迷うところです。
Fitbitで唯一残念なのはその夜の睡眠の評価が点数で表示されないことですね。
別に勝手に点数で評価されても大した意味はないと考える人もいるでしょうけど、パッと見て評価が分かるのはなんとなく安心できるんですよね。

なお、Withingsのアプリはこれまで使ったソニー、Huawei、Fitbitのアプリの中で一番使いにくい印象です。
Withingsの悪い点としては、
・文字が重なって表示される
・グラフの拡大機能がない
・深い/浅い/とても浅い眠りの時間の一括表示がグラフと一緒に表示されない
良い点としては
・解説やアドバイスが充実
・リストバンド型にはない情報が豊富
と言ったところです。

文字の重なりに関しては、約6インチでFHD+、フォントサイズは標準設定のMoto G6+でも重なるので、(日本語版故かも知れませんが)あまり気持ちよくありません。
グラフの拡大機能は他のアプリにはたいていあるのに、なぜないのか不思議です。まあ、前述の通りグラフの内容が大雑把なので拡大しなくても問題ないかも知れませんが。
そして、深い眠り、浅い眠り等の詳細な時間のデータは「深さ」というボタンを押せば表示されるのですが、自分としてはグラフと一緒に見たいので、一階層下にあるのは不便に感じてしまいます。ただ、これは睡眠に関する情報が豊富なため、すべてを一画面に収められないためなので、痛し痒しではあります。
ただ、そもそもグラフの下の文字が重なっているところからして、無理して2列に分けず、一列表示で詳細情報はドロップダウンで表示するような形にした方が良いのではないかと思いますけどね。
そして、アプリの悪いところから書きましたが、良い点としては一画面に収まらない情報の多さが特徴です。
睡眠時間や眠りの深さなどについて個別に評価が出る他、各項目に関する解説とアドバイスは最も充実しています。
それから、これはアプリというより製品そのものの機能ではありますが、いびきを録音するので、睡眠時無呼吸症候群を検出できるというのも、Withings Sleepの特筆すべき機能ですね。

Withingsのスマート睡眠マットSleepが睡眠時無呼吸の検出に対応。日本でも利用可能(engadget日本版)

自分はありがたいことにいびきが検出されませんでしたが、Sleepを利用する家族が睡眠時無呼吸症候群(SAS)なので、症状が改善したかどうかの手がかりになり、ありがたいです。
また、IFTTT経由で眠りについた/起きた時間を記録できるのも良いですね。
実際の記録のされ方はイメージと違ってinとoutが一行ごとに毎回記録されるという、ちょっとイメージと違うものだったのは残念ですが。

以上、こと睡眠に関しては特化型の製品なだけあって、とても充実した機能/情報量のWithings Sleepですが、他の製品と比べてグラフが大雑把なのが残念というか、なんだか釈然としない気分です。前述の通りリストバンド型より敏感なセンサーを使っているなら、グラフももっと細かく表示されても良いのではないかと思ってしまいます。初めてこの手の製品を使う人には「こんなもんかなあ」と受け取られるかも知れませんが、特にFitbitが細かい表示だっただけに、自分には(自分ではあまり装着していませんが)そう思えてしまいます。
そして、アプリももう少し表示方法について工夫してくれるとありがたいですね。

結論としては、太り気味で睡眠時無呼吸症候群も心配なのでいびきも含めた睡眠に関する情報が充実した睡眠計が欲しい方はWithings Sleepはお勧めです。毎晩リストバンドをはめる必要がないので、計測し忘れも防げます。
睡眠の情報はそこそこで良いので、日中の歩数なども計測したいという方、およびより細かいグラフを見たい方にはFitbitですかね。値段はこなれてきましたが、Alta HRはもう旧機種ですので、新機種がいいでしょう。ただ、Fitbit Alta HRは電話の着信を知らせる振動が一回だけという点が、スマートウォッチとしても使いたいという方には向かないと思います(新型は分かりませんが)。
心拍数も安眠には重要な要素なのでケチらずにHR(心拍数計測機能)付きのものにしましょう。

Huawei Band 3 Proはディスプレイも明るく綺麗で、電話の着信も振動が一回だけなどということはなく(メールは一回みたいですが)、スマートウォッチとしても充分実用的です。ただ、睡眠の深度の表示はFitbit > Huawei > Withingsの順番で大雑把になるので、その点は注意が必要ですね。GPSなしのProならずっと安くてお買い得です。というかバッテリー消費が大きいGPSは無用の長物ではないかと思いますので、非Pro一択ではないでしょうか?

Withings Sleepは肝心な睡眠深度のグラフが大雑把なのは不本意ですが、リストバンド型の睡眠計にない機能を考えると、これはこれで買って良かったとは思いますが、装着する本人からクレームが出るようなら、Fitbitに戻るかも知れません。
以上長くなりましたが、Withings Sleepのレポートでした。

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